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【音楽】幼児期の子どもに音楽が与える影響とは? メリットや始め方を解説!


2023.08.22

幼児期の子どもに音楽を聴かせるといいとはよく耳にします。

しかし、実際にはどのような効果があるのかは、2つ3つくらいしか挙げられないのではないでしょうか。

今回は、そんな音楽が幼児期に与える影響を探ってみました。すると実に多くの効果が得られることがわかったのです。

そんな内容が書かれている本記事を読むと、すぐにでも子育てに音楽を取り入れたくなりますよ!

音楽が幼児に与える影響とは?

音楽が幼児に与える影響はどのようなものがあるのでしょうか。

実にさまざまな影響を与えることがわかっています。

これらを一つ一つみていきましょう。

脳に音で刺激を与えて発達を促す

幼児に音を聴かせることは、脳に刺激を与えて発達を促します。

特にまだ目がしっかり見えない時期は、耳から入ってくる音は外部からの貴重な情報として脳に大きな影響を与えるのです。

まだ胎児の時にお腹の赤ちゃんが聴く音楽は「胎教」と言われ、脳の発達を促すのに効果的であることが知られています。そして、幼児に音を聴かせると、HQ(人間性知能)が育つと言われています。HQ=人間性知能とは、社会の中で夢や目標に向かって協調性を持って生きる能力のことで、思考や創造性を司る前頭前野が音楽から刺激を受けることで培われます。

前頭前野の刺激には、両手を同時に違う動作を行ったり、楽譜を先読みしなければならいない点からピアノの演奏が効果的です。さらに、頭脳形成や決断力アップにつながるとも言われています。

特に演奏を伴うことは非常に効果が高く、脳を筋肉に例えるならば、演奏を行うことは究極のエクササイズとも評されています。

音を聴き分ける能力が発達し言語能力がアップする

幼児に音楽を聴かせ続けていると、生後11週目あたりから人間の声と、それ以外の音を聴き分けられる能力が身に付いてきます。親や家族などまわりの人たちは、しっかり話しかけてあげましょう。そしてたくさんの音楽を聴かせてあげましょう。

音の大きさや高さ、さまざまな楽器の音を徐々に聴き分けることができるようになります。そして、それらを続けていくと生後9か月目あたりには言葉を発するようになるでしょう。

楽しくリズムに合わせて発することもあります。さまざまな言葉を発することは言語能力のアップに繋がってくるのです。周辺で音楽があまり流れていなかった幼児と比較すると、微妙な音の聴き分け方が優れています。それは発音の違いにも繋がり、英語などの言語能力までも高めると言われているのです。

音感が発達し絶対音感が養われる

幼児期に音楽をよく聴かせると、音感が発達して絶対音感が養われる可能性があります。「絶対音感」とは、ある音を聴いただけで、「ド」や「ソ」などの音階を当てることができる能力です。

絶対音感のある人は、街で聞こえてくる音の音階を言い当てられたりします。そして、絶対音感を持っていない子と比較してIQが10ポイント以上も高いという統計データがあるといわれています。繊細な脳の発達は、音楽以外にも役立つということです。そして、もちろん音楽に関わる仕事などでの活躍が期待できます。

絶対音感が生まれつき備わっている人は20万人に1人といわれています。そのような絶対音感ですが、トレーニングをおこなうことで備わることが可能です。

人の聴覚は他の感覚よりも早く、8歳には完成するといわれています。絶対音感を身に付けるにはそれまでにトレーニングを行わないと手遅れになると言っても過言ではないのです。おおむね4〜5歳ごろが最適な時期と言われています。子どもに絶対音感を身に付けてほしい場合、この時期にトレーニングを行うのが効果的です。

リズム感が良くなり運動能力が発達する

幼児期に音楽を聴かせると運動能力が発達します。

幼児は、音楽を聴きながら一緒に唄ってみたり、踊ってみたり、手を叩いたり足踏みをしたりするものです。音楽の楽しさを表現しているのでしょうが、これは知覚と動作の連結に繋がります。

音楽を聴く時は、右脳と左脳の両方が活発に働きます。両脳をつなぐ脳梁という場所が大きくなり、知覚と動作の連結が潤滑に行われるようになるのです。そして、リズム感が良くなるだけでなく、初めて行う身体の動かし方を短時間でマスターできたり、パフォーマンスが向上したりといった効果があるといわれています。

感受性が豊かになりコミュニケーション能力がアップする

幼児のまわりの方は一緒に歌を唄ってあげましょう。

好きな人たちと一緒に唄うことを楽しんでいますが、それだけでなく、協調性が生まれるという効果が得られるのです。それはコミュニケーション能力の高さへと繋がります。そして同じ曲を何度も聴かせてあげていると、歌詞や曲調を汲み取り、相手の気持ちを考えることもできることがあります。

幼児は理解できる歌詞の歌を聴くと、「こうなるから嬉しくなる」、「こうしてしまうと悲しくなる」などを曲から吸収して理解します。絵本を読むことで文字から吸収して理解することと同じです。そして曲調から、「楽しそうな音楽」とか「悲しくなるメロディー」なども理解できるようになります。これらは気持ちを共感する能力が身につくことに繋がります。 相手の気持ちを理解したり、共感することはコミュニケーションを取る上で非常に重要になってきます。音楽は幼児のコミュニケーション能力アップに繋がるのです。

腹式呼吸を覚えることで体力アップに繋がる

幼児期に音楽に乗って歌を唄うと腹式呼吸を行うことで体力アップできます。

腹式呼吸は、息を吸うときにお腹を膨らませて、横隔膜を大きく動かす呼吸法です。腹式呼吸は、一度に吸う空気の量が胸式呼吸の3倍もあります。それだけの息を吸うには体力が必要となってきます。そして、息を吸うたびにお腹を膨らませることになり、それはインナーマッスルが鍛えられることにつながります。

さらには、腹式呼吸で自律神経は副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると、リンパ球の増加につながり、免疫力アップも期待できます。 このように、唄うことで腹式呼吸を覚えて体力が付いていくのです。

歌詞を覚えることで言語力や記憶力がアップする

楽しく聴く曲の歌詞を幼児は覚えたりします。意味がわからず唄っていたり、少々違う歌詞として覚えてしまうこともありますが、曲に乗せて覚えているものです。その歌詞は、曲と合わせて成長しても記憶に残っています。

歌詞と曲を覚えていると、成長後、「この歌詞はこんな意味だったんだ」、「この曲は、こういうことを伝えたかったんだ」と歌詞の意味がわかるようになってから振り返ることもできます。幼児期に音楽を聴かせることは、このように言語力や記憶力のアップにつながります。

この時期に音楽をよく聴いた子と、そうでない子は、語彙力に差が出るという研究結果もあります。

音楽を触れさせるタイミングとコツは?

音楽には、さまざまな能力を育む力があることがわかりました。では、幼児に音楽を触れさせるタイミングはいつなのでしょうか。

そして、音楽を触れさせるコツはどのようなものがあるでしょうか。

家族で一緒に音楽を楽しむ環境を作る

幼児と一緒に家族が音楽を聴くことは、とても大事なことです。大好きな家族と一緒に楽しいことを行うことで豊かな感情を育むことができます。

家族が好きな曲だと、家族が楽しんでいる様子を見て幼児も一緒に楽しみます。そして音楽は聴くだけでなく、一緒に唄うとより楽しい時間を過ごせるとともに、より幼児の耳に音楽が届くようになり、さまざまな能力アップに繋がります。幼児は大好きな家族のマネごとも好んでおこないます。

家族の声を聴くことは大きな影響力があるのです。

ダンスなど身体で感じて楽しむことを取り入れる

幼児は体を動かすことが大好きです。楽しいことの表現でもあるダンスを音楽に合わせておこなうことで、幼児期に音楽を聴かせるメリットの恩恵を受けることができます。そして、幼児も音楽に合わせる方がリズムに乗りやすいので、体を動かしやすいです。

幼児が楽しそうにダンスを踊っていると、見ている大人も楽しくなってきます。その大人の表情を見て、さらに幼児は楽しく感じます。そして、音楽を聴かせるのにダンスを取り入れることは、音楽を聴くことに前向きになり、さまざまな能力を得られる機会をもらえるのです。

さらには、身体的、神経的能力だけでなく、心の成長にも一役買っています。たとえば、音楽教育法の一つに「リトミック」というものがあります。これは、音楽に合わせて体を動かすことで、体の成長とともに、集中力や想像力を促し、心の発達までもおこなうものです。

歌やダンスなどを覚え始めたらしっかりと褒める

歌やダンスなどを覚え始めたら、しっかり褒めてあげましょう。褒めてあげることで、さらに歌やダンスに興味を持つことができ、同じ歌を唄ったり、ダンスを踊ったりすることで、運動神経や絶対音感などさまざまな能力を身に付けることができます。

さらに褒めることは、心の成長も促します。褒められると、幼児の自己肯定感が育まれます。褒める内容は「歌が上手」とか、「ダンスがうまい」といった技術に対してではなく「歌を覚えてえらいね」といった行為自体にです。それにより幼児は自分の存在に自信が持てるのです。

自己肯定感を持つと、物事を前向きに捉えられるようになり、積極的な人間性が育まれます。逆に叱られてばかりいると、失敗を恐れるあまりに消極的な人間性を持つようになりがちです。

まとめ

今回は、幼児教育に音楽を導入した際の影響についてみてきました。

幼児期に音楽を聴かせることは、実にさまざまな効果があり、その後の人生に大きな影響を与える可能性を秘めていることがわかりました。

脳や運動神経といった身体的なものから、コミュニケーション能力や、言語能力、絶対音感、さらには記憶力などに影響を与えるということで、音楽を聴かせない選択肢などないくらいにいい効果を音楽はもたらせてくれます。 かわいいお子様の能力を引き出したり、伸ばすために、ぜひ音楽を取り入れてみてはいかがでしょうか。